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リモートデスクトップ接続サービスは様々あります。
結果としては、chromeリモートデスクトップにしましたが、
その経緯をまとめておきます。
リモートデスクトップについて
リモートデスクトップは、使用中のパソコンを遠隔操作する方法の一つで、
いろいろな会社から出ていますが、代表的なものは以下の通りです。
- Windows標準のリモートデスクトップ接続(Microsoft)
- chromeリモートデスクトップ(Google)
- TeamViewer(これも有名だけど、開発元の他製品を知らない。)
- Gungnir(有名ではないけど、めちゃくちゃ動作が軽いです。)
などがあります。
どれを選んだらよいか悩むところですが、ご自身の使用用途に合わせて検討してください。(検証結果は下にあります。)
個人的に遠隔操作したい場面
自分の場合は、自宅のPCをリモートデスクトップしたいのは外出先です。
当然、宅内でもリモートデスクトップ接続出来たら便利なのですが、
この場合はPCまで移動し操作した方が良いでしょうね。
外出先での環境は、スマホ・タブレットを前提としています。
リモートデスクトップの設定について
宅内LANや社内LANでのみ使用する場合と、外出先でも使用するのでは設定が異なります。
宅内LANや社内LANで接続する場合
遠隔操作される側とする側のデバイスが、どちらも宅内にあるのであれば、どれを選んでもよいでしょう。
会社の場合は、システム管理者に確認してOKをいただきましょう。
外出先から接続する場合
外出先から接続したい場合には、宅内ネットワークへ外部からアクセス可能にするための設定が必要となります。(基本的には。)
たとえば、Windows標準のリモートデスクトップ接続を外出先から操作可能にするには、
- プロバイダから支給されたIPアドレスを、グローバルIPアドレスにしてもらう。
- 宅内LANが、DDNSドメイン名や固定IPアドレス。
- 宅内にVPNサーバが設置されている。
などです。
一般の方には理解不能かと思われますが、敷居の高さが半端ねーです。
例えばこの方法で対応できたとしても、設定時に試行錯誤した結果、
解放しすぎてセキュリティホールまで自作してしまう。
なんて可能性もあり得るため、お勧めしません。
出来たらかっこいいんですけどね。。。 リスクが高いです。
リモートデスクトップアプリについて
Windows10標準機能のリモートデスクトップ接続
社内LANなどでは重宝します。
Rimote Desktop=RDPとも呼びます。
OS標準アプリのため、WindowsからWindowsの操作感は抜群です。
ただし、リモートデスクトップ接続はWindows10 Proのみ。
Windows10 Homeにはインストールできません。
RDPされるPC | RDPするPC | |
Windows10 Pro | 〇 | 〇 |
Windows10 Home | × | 〇 |
でも、Windows10 Homeに、RDP Wrapper Libraryをインストールすると操作可能とか。
やったことあったような、、、忘れました。
Microsoft製ですので、iPhoneアプリもあります。
Macでもアプリがありますが、キーボード等が異なりますので、
Gungnir
まずは読めません。グングニールで良いのでしょうか?
Brynhildrの開発者の最新版みたいです。こちらも読めませんがブリュンヒルデ?
で、合ってますかね。
北欧神話がお好きな方のようです。
アプリとしては動作が異常に軽いです。
こちらは、Windows10 Homeでも動きます。インストールも不要だったような。
TeamViewer
ネット検索していると、広告でよく見ます。
他の製品を知りませんので、インストールしたことはありませんが、知名度は高いと思います。
chromeリモートデスクトップ
製作元がGoogleのため安心かなぁと思います。
iPhoneアプリもあります。
どれが良いのか検証してみた
検証結果です。
検証では、ネットワーク設定は変更せずに行いました。
家でも外でもスマホ操作を中心に検証していますので、ご了承ください。
アプリ名 | 宅内・社内(Lan内) | 外出先(Wan) |
Windows10 Pro 純正のリモートデスクトップ接続 |
PC:〇 スマホ:〇 |
ネットワーク設定が必要。 会社ならネットワーク管理者に問い合わせる。 |
Gungnir | PC:〇(Windowsのみ対応) スマホ:×(アプリが無い) |
ー |
chromeリモートデスクトップ | PC:〇 スマホ:〇 |
スマホ:〇(ネットワーク設定は不要) |
TeamViewer | 未検証 | 未検証 |
でした。
宅内・社内なら「純正のリモートデスクトップ接続」にはかないませんが、外出先ではchromeリモートデスクトップしか、一般の方には選択肢がありません。
TeamViewerは途中で商用利用と判定されて無料では使えなくなったとかも、ネットの記事にありますし。。
chromeリモートデスクトップのみ、難しいネットワーク設定が必要なく、PC設定のみで利用可能です。
chromeリモートデスクトップの場合は、純正のリモートデスクトップ接続のようにログインできませんので、パソコンのロック画面を表示させない設定が必要です。
設定方法については以下の記事をご覧ください。
chromeリモートデスクトップの設定方法
宅内・社内接続方法
- パソコンで Chrome(ブラウザ) を開きます。
- Googleアカウントにログインした状態で、Chromeのアドレスバーに「remotedesktop.google.com/access」と入力してます。
または、上部のアドレスバーに「chrome://apps」と入力し、Enter キーを押します。 - Chrome リモート デスクトップ Chrome リモート デスクトップ アプリ をクリックします。
- [マイ コンピュータ] の [利用を開始] をクリックします。
- [リモート接続を有効にする] をクリックします。
- PIN を入力し、同じ PIN を再入力して、[OK] をクリックします。
- PINとは、数字のみのログインパスワードです。適当に設定しましょう。
- [はい] をクリックして、Chrome リモート デスクトップ サービスをインストールします。
- Google アカウントを確認し、もう一度 PIN を入力して続行します。
Googleアカウントが同じものを選択していると、iPhoneでも一覧が表示されます。
外出先での接続設定
- Windowsキー+Xキーを押し、出てきたメニューからシステムをクリック。
- リモートデスクトップを選択し、リモートデスクトップを有効にするをオンにする。
以上で外出先でもつながります。
それでもつながらない場合
それでもつながらない場合には、以下の設定を行います。
- Windowsキーを押した後、キーボードで「リモート」と入力し、このコンピュータのリモートアクセスを許可をクリックする。
- 表示された画面のリモートデスクトップを、
このコンピューターへのリモート接続を許可するにチェックを入れる。
以上でできるはずです。
chromeリモートデスクトップの場合は、純正のリモートデスクトップ接続のようにログインできませんので、パソコンのロック画面を表示させない設定が必要です。
設定方法については以下の記事をご覧ください。